公会議主義(読み)こうかいぎしゅぎ(その他表記)conciliarism

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「公会議主義」の意味・わかりやすい解説

公会議主義
こうかいぎしゅぎ
conciliarism

公会議教皇よりも上位におき教会の最終的決議機関として位置づけようとする主張。公会議首位説ともいう。 P.ダイイ,J.C.deジェルソンらによって中世末期の教会大分裂時代に唱えられ,その後も特に立憲思想史上に影響力をもちつづけたが,教会内で正式に認められたことはない。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android