公魚・若鷺・鰙(読み)わかさぎ

精選版 日本国語大辞典 「公魚・若鷺・鰙」の意味・読み・例文・類語

わか‐さぎ【公魚・若鷺・鰙】

〘名〙 サケ目キュウリウオ科の魚。体は細長く、全長約一五センチメートルに達する。背びれの後方に脂(あぶら)びれをもつのが特徴。体色は背方が黄褐色、腹方が銀白色で体側に淡黒色の縦帯がある。プランクトンや水生昆虫などを食べる。元来北日本産で、湖沼河川の下流域から内湾の沿岸域に生息していたが、近年各地の湖などに移殖されている。肉は淡泊で美味。てんぷら、塩焼などにする。冬季湖面の氷に穴をあけて釣ることで知られる。あまさぎ。さくらうお。ちか。《季・春》 〔料理物語(1643)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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