六万坪町(読み)ろくまんつぼちよう

日本歴史地名大系 「六万坪町」の解説

六万坪町
ろくまんつぼちよう

[現在地名]江東区東陽とうよう六―七丁目

よこ(大横川)二十間にじつけん(現仙台堀川)の合流地点の南東に位置する片側町。深川六万坪ふかがわろくまんつぼ町とも称した。深川築地二四ヵ町の一。北は二十間川を挟んで石島いしじま町・千田せんだ新田枝川を挟んで西は茂森しげもり町・木場きば町、南は平井ひらい新田。東は肥後熊本藩細川家抱町並屋敷と石小田いしこだ新田。文政町方書上によると、もとは六万坪のうちで、宝永七年(一七一〇)と正徳元年(一七一一)に山形屋利兵衛、正徳元年に豊田屋源助が代官伊奈半左衛門に願出て、土地を買請けて地代金上納のうえ町場となった。同三年には町奉行支配となる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android