平井新田(読み)ひらいしんでん

日本歴史地名大系 「平井新田」の解説

平井新田
ひらいしんでん

[現在地名]江東区東陽とうよう二―五丁目・南砂みなみすな二丁目・新砂しんすな一―二丁目

石小田いしこだ新田の南にあり、海に面して位置する。古くは海岸沿いの干潟や寄洲であったところを、明和二年(一七六五)平井満右衛門・同虎五郎が願出て開発し、その姓をとって村名とした。当地の北西方は元禄一六年(一七〇三)に町人久右衛門が願出て購入し、久右衛門きゆうえもん町三丁目・石川いしかわ町となるが、寛政三年(一七九一)津波で廃された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

一富士二鷹三茄子

初夢に見るものの中で、縁起のよいとされているものを順に挙げた句。[補説]一に富士山、二に愛鷹あしたか山、三に初茄子の値段と、駿河国で高いものを並べた句ともいわれる。...

一富士二鷹三茄子の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android