六塵(読み)ロクジン

デジタル大辞泉 「六塵」の意味・読み・例文・類語

ろく‐じん〔‐ヂン〕【六×塵】

仏語。色・声・香・味・触・法の六境のこと。心を汚し煩悩を起こさせるのでいう。

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精選版 日本国語大辞典 「六塵」の意味・読み・例文・類語

ろく‐じん‥ヂン【六塵】

  1. 〘 名詞 〙 仏語。六境のこと。心を汚して煩悩を起こさせるところから、塵という。〔法華義疏(7C前)〕 〔維摩経‐上〕

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世界大百科事典(旧版)内の六塵の言及

【六境】より

…法境は広くは前の五境をふくむが,狭くは五境以外の残りのすべて,とくに思想的なものを意味している。六境は六根とつねに対応関係にあり,六根が主観的であるので六内処といわれるのに対して,客観的であるので六外処(ろくげしよ)ともいわれ,また煩悩によって執着される対象となるので六塵(ろくじん)とも呼ばれる。【井ノ口 泰淳】。…

※「六塵」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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