共同運航便(読み)きょうどううんこうびん(英語表記)code-sharing

翻訳|code-sharing

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「共同運航便」の意味・わかりやすい解説

共同運航便
きょうどううんこうびん
code-sharing

複数の航空会社が一つの航空機にそれぞれの会社の便名をつけて運航する便。コードシェア便ともいう。各社自社便として座席販売しながら,自社または他社の航空機,パイロット客室乗務員旅客輸送を行なう。機材や人材不足に悩む航空会社にとっては都合のよいシステムだが,サービスの面や事故の際の補償の責任分担の問題もある。この共同運航から始まって,特に国際線で 10~20社の航空会社同士によるアライアンス (航空連合) と呼ばれる協調体制も組まれるようになった。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

知恵蔵 「共同運航便」の解説

共同運航便

航空会社が共同で開設する国際線の定期便。航空自由化に伴って世界的に広がっている。日本では、日本航空全日空が自社便として客を集めながら、実際外国の航空会社が航空機とパイロットや客室乗務員を提供している形が多い。座席の販売は双方の会社が行う。

(平栗大地 朝日新聞記者 / 松村北斗 朝日新聞記者 / 2007年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android