日本歴史地名大系 「兵庫岡方文書」の解説
兵庫岡方文書
ひようごおかがたもんじよ
既刊一八冊 神戸市教育委員会編 昭和五四年―(刊行中)
解説 近世の兵庫津は町場にあたる地子方とその周辺農村部の地方とに分れ、地子方はさらに岡方・北浜・南浜の三地区に区分されていたが、岡方文書はそのうちの岡方の惣会所で引継がれてきた慶長期から明治期に至る間の地元史料(町方文書)である。整理済みのものから逐次刊行中で、現在一―八輯(各輯一―二巻、第七―八輯のみ一―三巻)が刊行済みである。なお第一輯第一巻の標題は「岡方文書」。
構成 一輯一巻―二輯一巻(近世―明治前期各種史料)、二輯二巻(天和元年兵庫津地方検地帳、幕末北浜会所日記)、三輯一―二巻(続幕末北浜会所日記・明治初期地方自治関係史料)、四輯一巻―五輯二巻(宝暦一二―一四年朝鮮人御用覚日記他)、六輯一巻―七輯三巻(享保二年―寛政一〇年正直屋新助・弥右衛門「官要録」)、八輯一―三巻(明治一四―一五年兵庫県区部会関係史料・地租改正関係史料他)
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報