兵部新田(読み)ひようぶしんでん

日本歴史地名大系 「兵部新田」の解説

兵部新田
ひようぶしんでん

[現在地名]河内村十里じゆうり

利根川左岸の平坦地にあり、東は下町歩しもちようぶ、西は布鎌町歩ふかまちようぶ幕末は前橋藩領(旧高旧領取調帳)で、明治五年(一八七二)の高反別書上帳(坂元茂氏蔵)には村高九九石余、田三町、畑一六町、屋敷一町とある。

犬養毅の「常陸行記」によると、犬養は明治一五年木下きおろし(現千葉県印旛郡印西町)から汽船で利根川を下り村の十里河岸に上陸、金子楼で政談演説会の発起人らと会合、これから長棹ながさお村、小野おの(現新利根村)江戸崎町へ遊説している。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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