会合(読み)かいごう

デジタル大辞泉の解説

かい‐ごう〔クワイガフ〕【会合】

[名](スル)
相談・討議などのために人が寄り集まること。また、その集まり。寄り合い。
合(ごう)2
同種の分子またはイオンが集まって、水素結合分子間力などの比較的弱い結び付きにより、一つの分子またはイオンのように動くこと。

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世界大百科事典 第2版の解説

かいごう【会合 association】

同種の分子2個以上が比較的弱い分子間力によって集合し,一つの単位として行動している状態。また,このような単位を会合体という。会合体を構成している分子の数(会合度)が少ないとき,その数によって二量体,三量体などと呼ぶ。会合を起こす分子には,水,アルコールのように水酸基をもつものが多い。また,ギ酸,酢酸安息香酸などの有機酸フッ化水素のような無機酸でよく研究されていて,これらでは水素結合によって会合している。

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大辞林 第三版の解説

かいごう【会合】

( 名 ) スル
話し合いなどのために集まること。また、その集まり。 「 -を開く」
〔association〕 同種の分子またはイオンが分子間力や水素結合などの比較的弱い力で数個結合して、一つの分子またはイオンのようにふるまうこと。水・酢酸・アルコールなど多くの例がある。
ごう」に同じ。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

会合
かいごう
association

同一物質の2個以上の分子が、液相あるいは気相中で接近し、一つの粒子のようになる現象をいう。2分子からなる場合を二量体、3分子からなる場合を三量体などとよぶ。分子量、導電率、粘度、双極子モーメント、振動スペクトルなどの測定値に、単量体の存在を前提とすれば異常な値が現れるので、会合がおこっていることを推定できる。溶液で会合が進行すると会合コロイド(ミセル)を生ずる。会合体の生成には、疎水性基の分子間力や、カルボキシ基やヒドロキシ基の水素結合力などが寄与している。溶液中で陽イオンと陰イオンとが接近してイオン対(つい)を生ずる現象も会合の一種である。イオン対の場合は静電相互作用の寄与が大きい。[岩本振武]

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精選版 日本国語大辞典の解説

かい‐ごう クヮイガフ【会合】

〘名〙
① 相談、討議などのために人が集まること。その集まり。集合。寄り合い
※中右記‐嘉保二年(1095)四月五日「今日賀茂行幸点地也。仍諸司等相催、於陽明門下会合由、先所下知也」 〔曹植‐七・哀詩〕
② 一つに寄り合うこと。一つに合わせること。交わること。また、めぐりあわせ。
※小学読本(1873)〈田中義廉〉四「二線以上の、互ひに会合するとき、相合ふ処に角度をなす」
③ 交合すること。性交。交接。会交。
古今著聞集(1254)一一「ま男して会合したる所などさまざまにかきて」
④ 二個以上の同種の分子またはイオンが、通常の化学結合によらないで、一つの結合単位となる現象。
⑤ ある惑星が、地球から見て太陽と同方向にある、すなわち、太陽と惑星の黄経が一致する時刻。また、そうなった状態。合(ごう)。→衝(しょう)

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