精選版 日本国語大辞典 「其かと言って」の意味・読み・例文・類語
それ【其】 かと 言(い)って
- 前のことを受けて、反論したり、不承知であることを述べたりするときに用いる。そうであっても。だからといって。それだといって。それじゃというて。
- [初出の実例]「声色を励ますといふやうな処は少しもない。それかと云って、〈略〉訥弁の能弁だといふでもない」(出典:青年(1910‐11)〈森鴎外〉七)
「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...