能弁(読み)ノウベン

デジタル大辞泉 「能弁」の意味・読み・例文・類語

のう‐べん【能弁/能×辯】

[名・形動]弁舌に巧みなこと。また、そのさま。「―な(の)人」「―家」
[類語]口賢い口上手口達者口巧者口八丁口八丁手八丁話し上手口器用口調法口利口口がうまい快弁達弁雄弁流暢熱弁立て板に水舌を振るう言い募る言いまくるまくし立てる言い尽くす言い立てる述べ立てる口がほぐれる舌が回る口角泡を飛ばす舌端火を吐く激語滔滔とうとう喋喋ぺらぺらべらべら弁が立つ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「能弁」の意味・読み・例文・類語

のう‐べん【能弁・能辯】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 弁舌の巧みなこと。しゃべることの上手なこと。また、そのさま。雄弁。
    1. [初出の実例]「能弁の徳は分一を度々しめる」(出典:雑俳・川傍柳(1780‐83)二)
    2. 「与次郎は頗る能辯(ノウベン)である」(出典三四郎(1908)〈夏目漱石〉六)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「能弁」の読み・字形・画数・意味

【能弁】のうべん

雄弁。

字通「能」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android