精選版 日本国語大辞典 「具足細工」の意味・読み・例文・類語
ぐそく‐ざいく【具足細工】
- 〘 名詞 〙 甲冑を細工すること。また、それを業とする人。
- [初出の実例]「大工〈略〉具足細工等、右諸職人賃」(出典:長宗我部氏掟書(1596)六八条)
…しかし江戸時代に入って戦乱が終息すると,形式的な踏襲が行われ,技術的には一段と緻密化するものの,実戦とはかけ離れてゆき,一方で故実の研究が盛んとなって大鎧,胴丸など復古的な模造復原が行われた。 なお甲冑の工人は,古くは甲作(よろいづくり),鎧作と呼ばれ,近世には物具細工(もののぐざいく),具足細工あるいは鎧師,具足師などと呼ばれた。彼ら工人が銘を刻み,流派を唱えるようになるのは戦国時代にいたってからで,奈良の岩井派,春日派,紀州の雑賀(さいが)派,京都の明珍派などが隆盛となった。…
※「具足細工」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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