精選版 日本国語大辞典 「内厩寮」の意味・読み・例文・類語 うちのうまや‐の‐つかさ【内厩寮】 〘 名詞 〙 令外(りょうげ)の官。天平神護元年(七六五)設置され、宮中の厩(うまや)のことをつかさどった。職員に、頭、助、大・少允、大・少属などがある。ないきゅうりょう。[初出の実例]「又始置二内厩寮一。頭一人為二従五位上官一。助一人為二正六位下官一」(出典:続日本紀‐天平神護元年(765)二月癸亥) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
世界大百科事典(旧版)内の内厩寮の言及 【馬寮】より …なお《延喜式》によれば左馬寮には166烟,右馬寮には127烟の飼戸が所属していた。765年(天平神護1)にいたり,内廷の儀礼や兵事に用いる馬を管掌する内厩寮(ないきゆうりよう)が新設され,779年(宝亀10)には左右馬寮が統合されて主馬寮(しゆめりよう)が成立,さらに平安初期の808年(大同3)主馬寮が左馬寮,内厩寮が右馬寮となって令制の左右馬寮が復活した。【笹山 晴生】。… ※「内厩寮」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」 Sponserd by