内形式(読み)ないけいしき(英語表記)inner form

図書館情報学用語辞典 第5版 「内形式」の解説

内形式

書誌情報(所蔵情報,典拠情報などを含む)をデータ処理システム間で交換するためのMARCフォーマットにおける,データ要素の識別指示などを行う内容識別子の使用法について具体的に規定したもの.MARCフォーマットにおけるレコード表現の基本的な枠組み,すなわちレコードの構造について規定した「外形式」と対をなす.MARC 21やJAPAN/MARCなどのフォーマットは内形式を定めた具体例であり,それらの標準化を意図したものに国際図書館連盟によるUNIMARC,ユネスコReference Manual for Machine-Readable Bibliographic DescriptionsによるフォーマットやCCF(Common Communication Format),あるいは科学技術情報流通技術基準「書誌的情報交換用レコードフォーマット(内形式)」(SIST 04)などがある.

出典 図書館情報学用語辞典 第4版図書館情報学用語辞典 第5版について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android