円の自由化・国際化(読み)えんのじゆうかこくさいか

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

円の自由化・国際化
えんのじゆうかこくさいか

円建て取引の増加を背景に,特に海外での円の使用の規制を緩和,自由化すること。日本経済の成長とともに円に対する信任が高まり,決済通貨としての円の役割が増大している。こうした状況を全体的に円の自由化・国際化という。通貨当局も円の国際化に対応するため,国内金融市場の自由化を推進している。具体的な自由化措置としては,外債発行基準の緩和,コール市場無担保取引の開始,東京オフショア市場開設,ユーロ円取引に対する規制緩和,円の転換規制の廃止などがある。日本企業の海外進出,海外直接投資の増大などを背景に,今後も円の国際化は一層進展することが予想されている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

刑事免責

刑事訴訟において,自己が刑事訴追を受けるおそれがあるとして証人が証言を拒否した場合に,証言義務を負わせることと引換えにその罪についての訴追の免除の特権 (免責特権) を裁判所が与えること。アメリカ合衆...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android