円行寺温泉(読み)えんぎようじおんせん

日本歴史地名大系 「円行寺温泉」の解説

円行寺温泉
えんぎようじおんせん

[現在地名]高知市円行寺

円行寺の北部仏瀬ぶつしよう越の南麓に湧出する鉱泉で、周囲を山に囲まれた静寂な地にある。いつ頃から温泉として知られたかは不明だが、藩士森勘左衛門広定の記した日記(県立図書館蔵)の明和九年(一七七二)四月二二日条に「今日より円行寺村ノ湯に入湯仕」、同月二六日条には「今日又々円行寺村ヘ湯取ニ遣、尤小者三人遣也」とみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報