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心臓弁膜症 しんぞうべんまくしょう caradiac valvular disease

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

心臓弁膜症
しんぞうべんまくしょう
caradiac valvular disease

心臓の弁膜に器質的な障害があって十分に機能せず,そのために血行の逆流や血流障害を起す状態。弁口の狭窄症,閉鎖不全症,両者の合併する狭窄閉鎖不全症の3型がある。発生頻度は僧帽弁閉鎖不全大動脈弁閉鎖不全,僧帽弁狭窄の順。

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デジタル大辞泉の解説

しんぞうべんまく‐しょう〔シンザウベンマクシヤウ〕【心臓弁膜症】

心臓の弁膜機能障害を起こした状態。弁膜が十分に開かなくなる狭窄症と、しっかりと閉じなくなる閉鎖不全症があり、四つの弁膜(僧帽弁大動脈弁三尖弁肺動脈弁)のいずれかまたは複数に生じる。また、一つの弁膜に狭窄症と閉鎖不全症が同時に生じる場合もある。先天性・加齢・虚血などを原因として発症し、息切れ・動悸が起こり、肝臓肥大・むくみ・尿量減少などの症状を呈する。以前はリウマチ熱後遺症として生じることが多かったが、抗生物質による治療の普及により、炎症性の心臓弁膜症は減少した。弁膜症。VDH(valvular disease of the heart)。

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百科事典マイペディアの解説

心臓弁膜症【しんぞうべんまくしょう】

心臓の各弁膜の一つあるいは同時に二つ以上が冒され,弁膜閉鎖不全(血液が逆流しやすい)または弁口狭窄(きょうさく)(血液の流れが妨げられる)を起こす疾患。先天性のもののほかに,リウマチ性のものが多く,また細菌性心内膜炎や梅毒等によるものがある。
→関連項目心臓カテーテル心臓肥大心臓病ストロファンチン脳塞栓

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家庭医学館の解説

しんぞうべんまくしょう【心臓弁膜症 (Valvular Heart Disease)】

◎心臓弁膜症はどんな病気か
◎症状は部位と性質による
◎心臓弁膜症のおもな検査
◎2つの観点からの治療が重要
◎心臓弁膜症は侮(あなど)れない疾患

◎心臓弁膜症(しんぞうべんまくしょう)はどんな病気か
 心臓は、収縮(しゅうしゅく)・弛緩(しかん)をくり返して血液を駆出(くしゅつ)(送り出す)しており、その際に血液が一方向にのみ流れるように弁という構造をもっています。弁には4種類あり、それぞれ僧帽弁(そうぼうべん)、大動脈弁(だいどうみゃくべん)、三尖弁(さんせんべん)、肺動脈弁(はいどうみゃくべん)と呼びます。この弁膜に障害があり、心臓病をきたした状態を、心臓弁膜症と呼びます。
●分類
 心臓弁膜症には、原因による分類と機能障害による分類とがあり、混乱しやすい点となっています。
 原因による分類としては、先天的異常と後天的な障害によるものとがあります。
 そのうち、後天的な障害によるものには、結合織障害によるもの、リウマチ熱(「リウマチ熱」)という病気に続発するもの、感染性心内膜炎(かんせんせいしんないまくえん)によるもの、心筋症にともなうもの、心筋梗塞(しんきんこうそく)など心筋虚血(しんきんきょけつ)によるもの、動脈硬化(どうみゃくこうか)によるものなど、数多くの種類があげられます。
 機能障害による分類では、狭窄症(きょうさくしょう)と閉鎖不全症(へいさふぜんしょう)に大別できます。
 弁が十分に開かずに狭くなり、血流を阻害している場合があり、これを狭窄症といいます。一方、弁が完全には閉じず、血流の逆流が生じる場合には、閉鎖不全症と呼びます。
 たとえば、僧帽弁がこのような状態になった場合には、それぞれを僧帽弁狭窄症(そうぼうべんきょうさくしょう)、僧帽弁閉鎖不全症(そうぼうべんへいさふぜんしょう)といいます。これらは同時におこることがあり、僧帽弁狭窄兼閉鎖不全症(そうぼうべんきょうさくけんへいさふぜんしょう)のように呼びならわします。また、2つ以上の弁におこることも多く、これを連合弁膜症(れんごうべんまくしょう)といいます。
 以前、リウマチ熱に続発する(これをリウマチ性という)弁膜症が多くみられました。機能障害としては、おもに僧帽弁狭窄症をきたし、女性に多いという傾向がありました。しかし、最近はリウマチ性弁膜症の予防が行なわれるようになり、その発症頻度は減少し、かわって動脈硬化性弁疾患が増えてくる傾向にあります。

◎症状は部位と性質による
 弁膜症の症状は、機能障害をおこしている部位と性質によります。
 僧帽弁狭窄や閉鎖不全症では、肺(はい)うっ血(けつ)が生じやすく、重いものを持ったり、階段を上るときなどに呼吸困難をおこしやすくなります。心臓が十分な血液を駆出できないので、他の人と同じ速度で歩けなかったり、動悸(どうき)を生じやすかったりもします。また、静脈系のうっ血もおこりますので、肝臓がうっ血して腫大(しゅだい)し、右上腹部やみぞおちが痛んだり足がむくんだりします。
 大動脈弁疾患ではこのような症状が少なく、呼吸困難がおこるときは、すでにかなりの重症であったりします。心不全(しんふぜん)になると大動脈弁疾患でも肝腫大(かんしゅだい)や手足のむくみが出現し、著しい場合には、肺うっ血のためにじっとしていても息苦しかったり、横になるとかえって息苦しく、上半身を起こさないといけなかったり(起坐呼吸(きざこきゅう))、ぜんそくのような喘鳴(ぜんめい)をともなう呼吸困難がおこったりします。

◎心臓弁膜症(しんぞうべんまくしょう)のおもな検査
 弁膜症では、心雑音(しんざつおん)や脈の異常、うっ血など、特有の身体所見が現われますので、専門医の診察を受ければ診断はつきます。また、胸部X線検査や心電図検査もたいへん参考になります。
●胸部X線検査
 胸部X線写真では、心臓が肥大し拡大している像が見られます。各弁膜症で拡大する部分が異なるために、特有の変形をおこしています。また、肺血管のうっ血像や、心不全にともなう胸水(きょうすい)が見られたりします。
心電図検査
 心電図検査では、心肥大(しんひだい)の程度や不整脈(ふせいみゃく)、とくに心房細動(しんぼうさいどう)の有無がよくわかります。
心臓超音波検査
 心臓超音波検査は、体外から体内にむけて超音波を発信し、その反射から体内のようすを探る方法をとっており、からだに害がなく安全な検査であり、多くの心臓病の診断に有用で、とくに弁膜症では重要な検査です。
 この検査により、異常の有無にとどまらず、機能障害の性状や重症度、手術の適応の有無、術式の検討がかなり可能になります。通常、この検査は胸の前面に超音波探子(ちょうおんぱたんし)をあてて調べますが、胃カメラの先に探子をつけた経食道超音波装置(けいしょくどうちょうおんぱそうち)による検査が必要な場合もあります。
 病歴や身体所見、これらの検査結果から、手術を行なうかどうかが考えられます。さらに確実に診断する必要がある場合には、通常、心臓カテーテル検査が行なわれます。
●心臓カテーテル検査
 心臓カテーテル検査では、カテーテルという細い管を血管に刺し入れ、血管の中を通して、先端を心臓に到達させます。そのカテーテルによって心臓の中の圧力を計測したり、心臓の中から採血したり、カテーテルを通して、からだの外から心臓内に造影剤というX線に濃く写る薬剤を注入しながらX線写真を撮ったりします。この造影検査により、心臓の各部屋の収縮のようすや弁の逆流の程度を精密に観察することができます。
●その他の検査
 症例によっては、病状をより詳しく知るために、運動負荷検査や24時間心電図検査(ホルター心電図検査)が行なわれる場合もあります。
 自覚症状は、病歴が長い患者さんでは、本人が症状に慣れてしまい、こんなものであると病状を軽く考えていることがしばしばみられます。そのような場合でも、運動負荷検査を行ない、運動耐容能や運動に対する心拍数、心拍出量の反応(通常は増加する)の程度を調べると、心機能が著しく障害されていることがわかります。
 24時間心電図検査では、診察時には、たまたまみられなかった不整脈の出現状況を知ることができます。検査によって、胸痛や胸部圧迫感が発作性の不整脈によるものであることがわかったという例もしばしばあります。病状が複雑な患者さんでは、アイソトープ検査やX線CT検査(コンピュータ断層撮影検査)、MRI(磁気共鳴画像検査)を併用する場合もあります。

◎2つの観点からの治療が重要
 心臓弁膜症では、その障害のために呼吸困難や易疲労感(いひろうかん)(疲れやすい)などの症状があり、日常生活に支障をきたすので、症状緩和のために行なわれる治療と、放置しておくと心臓障害が進行・悪化して心臓死するおそれがあり、これを防ぐために行なわれる治療とに分けて考えておく必要があります。
 多くの場合、同時進行で問題がおこりますが、弁膜症によっては、症状は軽度であるが心機能障害は高度であり、早期に弁置換術(べんちかんじゅつ)を受けないと死亡してしまうという場合もあります。
 そのため、症状の緩和と心臓死を防ぐという2つの観点から病状を整理して把握したうえで治療する必要があります。
●軽症の場合
 心不全におちいらないように過労を避け、休養を十分にとり、塩分摂取を控えるだけで、経過を観察していくことが可能です。
●中等症以上で心不全徴候を示す場合
 強心薬や利尿薬(りにょうやく)を服用してもらいます。近年、慢性心不全に有効であるとされる薬剤が開発されてきており、それらの薬剤による治療が望ましい患者さんもおられます。不整脈が問題になる場合には、抗不整脈薬を用いたりします。
●重症の場合
 通常、手術が必要となります。
 手術は、障害のある弁を人工弁(じんこうべん)に取り替える弁置換術が標準的ですが、人工弁はたいへんよくつくられているとはいっても、故障する可能性がまったくないとはいえません。また、人工弁の部分で血液が固まってしまわないように、抗凝固療法(こうぎょうこりょうほう)を併用する必要があります。
 したがって、弁の障害の程度や状態によっては、弁を温存し障害の修復のみを行なう手術法がとられることもあります。しかし、このような方法では、軽度の障害が残ってしまったり、いずれ再発したりすることもありますので、その適応については、医学的に慎重に検討されなければなりません。また、こうした手術が適した病状の人と、適さない、あるいは不可能な人がおられますので、本人の希望で手術法を選択することは望ましくありません。
 最近は、狭窄症の場合にカテーテルにより弁を開大(かいだい)する方法が行なわれるようになってきました。僧帽弁狭窄症では、この方法を適応した患者さんについては、よい効果をあげています。しかし、大動脈弁狭窄症では、技術的に大きな危険がともなううえに、術後の効果もおもわしくないので、高齢者や全身の状態が悪く手術は危険で行なえないが、弁の状態も重症で何とかしなくてはならないような場合に、緊急避難的に行なわれるだけです。

◎心臓弁膜症(しんぞうべんまくしょう)は侮(あなど)れない疾患
 心臓弁膜症は、リウマチ性弁膜症の予防治療が進歩し、患者さんは減少してきていますが、なお、心臓死や危険な合併症などの重篤(じゅうとく)な結果をもたらしうる侮れない疾患です。軽症例では、過労を避けることなどにより経過観察が可能ですが、重症例では、手術治療が必要になります。

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世界大百科事典 第2版の解説

しんぞうべんまくしょう【心臓弁膜症 valvular disease】

心臓には,心房と心室の間に房室弁である僧帽弁と三尖弁が,また動脈弁(半月弁ともいう)として動脈と心室の間に大動脈弁と肺動脈弁の計四つの弁がある。心臓弁膜症とは,この四つの弁自体あるいはその弁の支持組織になんらかの障害が加わり,血流を一方向へ流すという弁本来の生理的な役割が失われ,その結果,心臓ポンプ機能が障害された状態をいう。心臓弁膜症の診断が聴診によってのみ行われた時代,すなわち心音図(心音)や心エコー図心臓カテーテル法などの診断法が確立される以前の時代には,被検者から異常心雑音を聴取すればそれのみで心臓弁膜症と診断されたため,先天性心疾患,無害性の心雑音をもそのなかに含んでいることが多かった。

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大辞林 第三版の解説

しんぞうべんまくしょう【心臓弁膜症】

心臓弁膜の機能が持続的に障害されて生ずる疾患。動悸どうき・疲労感・呼吸困難・浮腫・不整脈などの症状が見られる。弁膜症。

出典|三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

心臓弁膜症
しんぞうべんまくしょう

心臓弁膜の変形によって弁の作用が障害され、血流に異常を生じたもので、心臓疾患のなかでも主要な部分を占める。心臓がポンプとして十分な機能を発揮するためには弁の開閉が適切でなければならないが、種々の原因によって弁装置が変形をきたすとポンプ機能が低下して、ついには心不全となる。
 全身を循環する血液はまず右心房に集まり、右心室、肺循環、左心房、左心室という順序で流れていき、そこから大動脈に出て全身に回っていく。心臓内には右心房と右心室との間に三尖弁(さんせんべん)、右心室から肺動脈に移行するところに肺動脈弁、左心房と左心室との間に僧帽弁、左心室から大動脈に出るところに大動脈弁がそれぞれあり、血液が逆流しないように一方向へ血液を通過させている。これらの弁に故障がおき、弁膜が完全に閉じないで血液が逆流する場合を閉鎖不全、弁膜が十分に開かないで血液の流れを妨げる場合を狭窄(きょうさく)という。すなわち、四つの弁膜にそれぞれ閉鎖不全や狭窄がおこりうるわけで、ときにはその両者がいろいろな程度に合併して生じたり、一つの弁だけでなく二つ以上におこることもある。これを連合弁膜症とよぶ。しかし、全身に血液を送る左心室のほうが、肺へ血液を送る右心室よりも仕事量が多く、また弁の負担も大きいので、左心室のほうにある僧帽弁と大動脈弁に故障のおこることが多い。[竹内慶治]

原因

原因としては、リウマチ性、梅毒性、細菌性、動脈硬化性や先天性のものなどがある。このうち、リウマチ性心臓弁膜症がもっとも多い。部位としては僧帽弁、ついで大動脈弁が冒される。しかし最近は、リウマチ性のものは小児期リウマチ熱の治療が進歩して減少しつつある。梅毒性では大動脈弁が冒されて閉鎖不全となるが、近年やはり減少傾向にある。動脈硬化性も同様に主として大動脈弁が冒される。細菌性心内膜炎(敗血症)の場合は既存の大動脈弁や僧帽弁の弁膜症に合併しておこり、さらに悪化させることがほとんどである。そのほか、弁の粘液変性や外傷による弁膜症が最近報告されている。また先天性では大動脈弁のほか、肺動脈弁、三尖弁の障害が多い。なお、心臓弁膜症のなかに機能的弁膜症とよばれるものがある。たとえば、三尖弁閉鎖不全の多くは弁膜そのものには病変がなくて、重症な僧帽弁の弁膜症のために右心室の機能不全をきたし、二次的に三尖弁輪が拡大して逆流するようになる。これを機能的または二次的三尖弁閉鎖不全とよぶ。[竹内慶治]

症状

心臓の弁膜が障害されると、弁の機能を代償するために心臓の仕事量が増大する。その結果、心臓は肥大、拡張してくる。初めのうちはなんとか血液循環に支障をきたすことなくやっていられるが、多くの場合、ついには代償作用もできなくなり、心不全の症状が現れるようになる。すなわち症状としては、代償作用が完全である間は無症状であるが、進行するにつれて運動時の息切れ、動悸(どうき)、さらに悪化すれば安静時の呼吸困難、心臓痛、チアノーゼ、起坐(きざ)呼吸、心臓性喘息(ぜんそく)、浮腫(ふしゅ)、肝腫大、腹水、静脈怒張などの心不全症状を現してくる。一方、軽症のまま天寿を全うするものもあり、何十年もかかって徐々に悪化するものもある。また弁膜破壊の高度なものは、すぐに心不全に陥る。[竹内慶治]

診断

冒された弁膜部位は心雑音の聴取、胸部X線検査、心電図所見などで容易に診断できる。さらに左右の心臓カテーテル検査、心臓血管造影法、超音波診断法などによって診断を確定し、病状の進行程度を知ることができる。[竹内慶治]

治療

弁の機能が十分に代償されていれば特別な治療を必要としない。心不全の徴候があれば、ジギタリスなどの強心剤や種々の利尿剤を投与する。弁の障害が著しく心不全を繰り返すときは、外科的治療が必要である。可動性の保たれている僧帽弁狭窄に対しては、弁の接合部や移行部(交連部という)を切開(交連切開術)して弁口を拡大する。可動性の失われた僧帽弁狭窄や逆流の著しい僧帽弁閉鎖不全、大動脈閉鎖不全、三尖弁閉鎖不全および大動脈弁狭窄に対しては、人工弁または生体弁による弁置換術が行われる。弁輪縫縮術や弁形成術の手術法もある。近年、弁膜症に対する外科的治療の向上には著しいものがある。[竹内慶治]

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世界大百科事典内の心臓弁膜症の言及

【肝腫大】より

…鬱血性心不全時には肝臓は腫大し,やや硬く触れ,鬱血肝といわれる。とくに心臓弁膜症では右心不全を合併するときは,肝腫大が著しく圧痛がみられる。種々の代謝性肝臓疾患,たとえば,鉄蓄積によるヘモクロマトージス,アミロイド蓄積によるアミロイドーシス,グリコーゲンによる糖原病などでも肝腫大がみられる。…

【リウマチ性心炎】より

…リウマチ性心炎と診断された場合,治療には副腎皮質ホルモン剤が必要である。副腎皮質ホルモン剤のない時代には,心炎による心不全で死亡することもあり,リウマチ熱の治癒後も心臓弁膜症を残すことが多かったが,早期に副腎皮質ホルモン療法を開始すれば弁膜症への移行を防ぐこともできる。リウマチ熱は再発しやすい病気で,再発をくり返すごとに弁膜症になるものが増え,また重症化するので,ペニシリンを長期間服用することによって,再発を予防することが重要である。…

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