最新 地学事典 「冨田達」の解説
とみたたつ
冨田達
1900.7.7.~1966.1.17 大阪市に生まれ,1925年東京大学理学部地質学科卒。東京高等師範学校教授を経て,31年上海自然科学研究所に入り,38年国立北京大学理学院教授となる。日本の敗戦後も外国籍研究員となり,48年帰国。49年九州大学理学部地質学科教授(岩石学)となる。64年退官。隠岐島後をはじめ環日本海・東アジアのアルカリ岩類や先カンブリア時代の変成岩類の研究を行った。1954年花崗岩類中のジルコン粒の色は放射能効果による格子欠陥の度合を示すので,生成年代の指標になることを提唱した。著書に『Geologic significance of the color of granite zircon and the discovery of the Pre-Cambrian in Japan』(Mem.Fac.Sci.,Kyushu Univ.,1954 )がある。
執筆者:清水 大吉郎
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

