冬原村(読み)ふゆばるむら

日本歴史地名大系 「冬原村」の解説

冬原村
ふゆばるむら

[現在地名]緒方町冬原 堂万寺どうまんじ小迫おさこ柿迫かきざこ

花木沢はなぎさわ村の西、徳田とくだ川東岸にある。正保郷帳に村名がみえ、田高一九四石余・畑高一九四石余、緒方郷に属し、柴山有と注記される。「豊後国志」には冬原は上下二村とみえ、南の上冬原村に対し下冬原村とも称されたらしい。旧高旧領取調帳では高一八七石余。安永七年(一七七八)には冬原組に属し、同組大庄屋宇太治の役宅があった(大庄屋・小庄屋・横目一覧「農民一揆」所収)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android