デジタル大辞泉
「農民一揆」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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のうみん‐いっき【農民一揆】
- 〘 名詞 〙 封建社会における農民の反領主運動。特に領主の側の封建的反動、貢納・賦役の強化に対して、あるいはまた都市商業の発展から受ける圧迫や打撃に対して起こされたが、多くの場合領主に鎮圧された。日本では、中世に土一揆、近世に百姓一揆として現われた。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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農民一揆(のうみんいっき)
peasants' revolt[英],révolte ou soulèvement paysan[フランス],Bauernaufstand[ドイツ]
支配者や領主に対する農民の反乱は歴史上数知れないが,古代などの奴隷反乱を別にすると,農民一揆にはいくつかの特徴が見出せる。農民一揆には,まず領主の賦課租などの苛斂誅求(かれんちゅうきゅう)に対する反抗がある。また中世末期以降には,中央集権化を推し進める国家権力に対する課税反対一揆が頻発する。フランスのジャックリーの乱(1358年),イギリスの1381年の乱(タイラーの一揆)がそうであるし,ドイツ農民戦争(1524~25年)も中央集権的な領邦支配に対する反抗という側面を色濃く持っていた。一揆の基盤には村落共同体があり,一味同心的な連帯心性が取り結ばれていた。そこでは,村落における慣習的秩序の維持が求められたほか,千年王国的な宗教的色彩や19世紀アジアにおけるように民族主義的傾向を帯びることもあった。
出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報
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農民一揆
のうみんいっき
Bauernkrieg
ヨーロッパにおける封建制度の解体過程に起きた農奴の領主に対する反乱。農民戦争・農民反乱ともいう
封建社会内部の貨幣経済の発展,荘園の解体などによる危機を封建地代の強化(封建的反動)によって打開しようとした領主に対し,封建地代の軽減,農奴制の廃止などを要求して農民の一揆が起こった。一揆は経済的先進地帯から始まり,多くは労働地代の崩壊期に集中する。農民一揆は,一般に自然発生的かつ未組織で,そのため多くは敗北したが,封建社会の解体や農奴解放を促進する役割を果たした。ヨーロッパの代表的なものとしては,14世紀イギリスのワット=タイラーの乱,フランスのジャックリー(の乱),15〜16世紀のドイツのフス戦争・農民戦争,17世紀ロシアのステンカ=ラージンの乱,18世紀のプガチョフの乱などがある。
出典 旺文社世界史事典 三訂版旺文社世界史事典 三訂版について 情報
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農民一揆
のうみんいっき
明治前期の農民運動
明治政府の成立後も農民の負担は江戸時代と変わらず,そのうえ激動の不安が加わり,世直し一揆が頻発した。のち徴兵令・学制・地租改正などの政府の施策が農民に重い負担となったので,これらに反対するスローガンを掲げた農民一揆が続発した。ことに1876年には茨城県や東海四県に地租改正反対の大一揆がおきたので,政府は弾圧を加えるとともに,翌年地租の税率を引き下げた。
出典 旺文社日本史事典 三訂版旺文社日本史事典 三訂版について 情報
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