冬奉公(読み)ふゆぼうこう

精選版 日本国語大辞典 「冬奉公」の意味・読み・例文・類語

ふゆ‐ぼうこう【冬奉公】

  1. 〘 名詞 〙 江戸時代北陸・信濃地方から農閑期の冬季だけ江戸に奉公に来ること。また、その人。冬奉公人。
    1. [初出の実例]「しなのから冬奉公に来て、ほねがおれても、どふぞぜにのたんととれるしゃうばいを」(出典:咄本・さとすゞめ(1777)米舂)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android