冷封式試験管型リアクター(読み)れいふうしきしけんかんがたリアクター

最新 地学事典 の解説

れいふうしきしけんかんがたリアクター
冷封式試験管型リアクター

cold-seal test-tube type reactor

O.F.Tuttleが開発した高温高圧熱水実験装置。タトル型熱水装置とも。Ni-Coなど合金製の肉厚円管状の耐圧容器(ふつう内径8mm)の開口端にねじを切り,ナットで外部のポンプ・圧力計の系に連絡したもの。耐圧容器の閉じた端に試料を入れ,筒型電気炉に入れて加熱し所定の温度を得る。ナットの部分は炉の外にあり,あまり高い温度にならないので焼きつくおそれがない。このためコールドシールと呼ばれる。管の接続部はガスケット不要のcone-in-cone式。圧力の媒体はふつう水を用いるが,ほかの液体でもよい。また試料はPt, Au, Ag, Niなどのカプセル中に密封すれば圧力媒体とは無関係となる。圧力はカプセルの変形によって伝えられる。800℃,500MPa以下が実用範囲。構造が簡単で取扱いが容易なので,岩石鉱物系の実験に広く用いられる。圧力容器中の温度勾配が大きいのが欠点参考文献R.Roy et al.(1952) Econ.Geol.,Vol.47:717

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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