出で入る(読み)イデイル

デジタル大辞泉 「出で入る」の意味・読み・例文・類語

いで‐い・る【出で入る】

[動ラ四]出たり入ったりする。
「―・る下人しもびとだになくて、つれづれとながめ給ふ」〈蓬生

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関連語 自動詞 実例 初出

精選版 日本国語大辞典 「出で入る」の意味・読み・例文・類語

いで‐い・る【出入】

  1. 〘 自動詞 ラ行四段活用 〙
  2. 現われたり消えたりする。
    1. [初出の実例]「大熊髪(ほの)かに出入(イデイリ)て即ち失せぬ」(出典古事記(712)中(兼永本訓))
  3. 出たりはいったりする。
    1. [初出の実例]「波の面を出入る鳥はみなそこをおぼつかなくは思はざらなむ」(出典:歌仙本小町集(9C後か))
    2. 「出でいる車の轅(ながえ)もひまなく見え」(出典:枕草子(10C終)二五)

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