出町土居跡(読み)でまちどいあと

日本歴史地名大系 「出町土居跡」の解説

出町土居跡
でまちどいあと

[現在地名]熊本市京町本丁・稗田町

城下と城外とを区分するため堀・土塁が作られ、堀や土塁を土居と称した。土居は明治までは多く残っていたというが、今日はみることができない。唯一残っているのが出町土居で、現在は京町台公園となっている。この土居は寛永一六年(一六三九)初代藩主細川忠利が建設させたと伝える(国誌)。堀は幅一二メートルで、現在も地下水路として使用されている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android