精選版 日本国語大辞典「土居」の解説
ど‐い ‥ゐ【土居】
つち‐い ‥ゐ【土居】
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愛媛県東部、宇摩郡(うまぐん)にあった旧町名(土居町(ちょう))。現在は四国中央市の西部を占める一地域。旧土居町は1954年(昭和29)土居、長津、小富士(こふじ)、蕪崎(かぶらざき)、天満(てんま)、関川(せきがわ)の6村が合併して町制施行。2004年(平成16)川之江(かわのえ)市、伊予三島(いよみしま)市、新宮(しんぐう)村と合併、四国中央市となる(なお、この合併により宇摩郡は消滅)。旧町域は関川流域に広がり、北部は燧灘(ひうちなだ)に面し、南限を四国山地の前山にあたる赤石(あかいし)山脈の北側とする。JR予讃(よさん)線、国道11号、松山自動車道が通じ、土居インターチェンジがある。中世の豪族の居館(土居)跡が多く、名称もそれに由来する。山地が海岸に迫り、フェーン現象を伴うやまじ風が吹き、農作物に大きな被害を与えてきたため、作物は風に強い根菜類が多い。国道沿いには赤石山脈に多いゴヨウマツを栽培する樹園が多い。西接する新居浜(にいはま)市への通勤者も多い。四国別格二十霊場第12番札所の延命寺がある。
[横山昭市]
『『土居町誌』(1984・土居町)』
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…堀に囲まれた中世の武士の屋敷地。堀を掘った土を内側に盛った土塁によって囲まれることが多いので,土居とも称した。現在遺跡として残るものは,ほぼ1町(109m)四方の正方形を基準にし,小は半町四方,大は2町四方まで規模の差がある。…
…中世武士団もこの本宅を核として形成され存続した。中世武士の屋敷地は通常1~2町の規模を有し,堀や土塁で区画されて土居,堀ノ内などと称せられ,屋敷畠や門田(もんでん)等の直属耕地や下人在家を包摂していた。このような在地領主の本宅は,名田(みようでん),所職(しよしき)など全所領の根幹をなしていたので,武家による本領安堵を本宅安堵ということがあり,治承・寿永の内乱のとき,河内国の領主が本領開発田の濫妨に対して〈安堵本宅〉をもとめて源義経の安堵外題を与えられ(《水走文書》),上総国御家人が源頼朝から〈本宅に安堵すべきの旨〉の恩裁をうけた事例(《吾妻鏡》)がある。…
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