出銑率(読み)しゅっせんりつ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「出銑率」の意味・わかりやすい解説

出銑率
しゅっせんりつ

出銑比ともいう。高炉の中で精錬された銑鉄が溶融状況 (溶銑) で湯だまりにたまっているものを取出すことを出銑といい,高炉の一基から出銑される1日あたりの出銑量 (トン表示) をその高炉の内容積 (立方メートル表示) で割った値を出銑率という。出銑は通常4時間に1度ないし6時間に1度行われるが,この出銑率が高いということはその高炉の操業稼働状況が高いと同時に,高炉の精錬効率が高いことを示している。性能の高い高炉では出銑率が2以上,つまり高炉内容積 1000m3ならば1日 2000tの出銑を示すといった例もふえている。日本の鉄鋼業の出銑率は平均して最も高い水準に達している。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

顔や四肢に特有の紅斑がみられる疾患で,伝染性紅斑の俗称。パルボウイルスの感染によって年長幼児,低学年児童に好発し,乳児や成人には少ない。1〜2週間の潜伏期ののち突然発疹が出る。発疹は両ほおに対称的に生...

リンゴ病の用語解説を読む