刀汚(読み)かたなよごし

精選版 日本国語大辞典 「刀汚」の意味・読み・例文・類語

かたな‐よごし【刀汚】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 刀を持つ価値のない者が帯刀して、かえって刀をけがすこと。
  3. 切る価値もないものを切って、刀をけがすこと。また、刀で切るほどの価値もないもの。刀のけがれ。刀のさび。
    1. [初出の実例]「討って捨てうと思うたれど、かたなよごしに思うて離別をして追出した」(出典:歌舞伎・薄雪今中将姫(1700)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例