分合(読み)ブンゴウ

デジタル大辞泉 「分合」の意味・読み・例文・類語

ぶん‐ごう〔‐ガフ〕【分合】

[名](スル)分割合併。分けることと、合わせること。「農地を交換分合する」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「分合」の意味・読み・例文・類語

わけ‐あ・う ‥あふ【分合】

〘他ワ五(ハ四)〙 互いに分ける。互いに分担する。
説経節・さんせう太夫(与七郎正本)(1640頃)中「ぬしのおまいりあるはんを、すこしつつおわけあって」
女工哀史(1925)〈細井和喜蔵〉五「一つ仕事を二人以上で行ひ、それを頭割り又は一定比率で分け合ふのである」

わかち‐あ・う ‥あふ【分合】

〘他ワ五(ハ四)〙 互いに分ける。分け合う。
※闇桜(1892)〈樋口一葉〉上「梅も一本両家の春を見せて薫りも分ち合ふ中村園田と呼ぶ宿あり」

ぶん‐ごう ‥ガフ【分合】

〘名〙 分けることと、合わせること。また、分けて他に合わせること。
菅家文草(900頃)二・沙庭「分合家中三逕斜、自慙明後満庭沙」

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