分類不能型免疫不全症

内科学 第10版 「分類不能型免疫不全症」の解説

分類不能型免疫不全症(原発性免疫不全症候群)

(7)分類不能型免疫不全症(common variable imm­uno­deficiency:CVID)
概念・病因
 成人で高頻度にみられる低ガンマグロブリン血症である.原因が不明で暫定的に分類された疾患で,多くは10歳以降に発症し同種血球凝集素の欠損ワクチンへの低反応を呈し,既知の免疫不全症でないものと定義されている.CD19,CD20,CD21,CD81,ICOS,TACI,BAFF-Rの異常によるものが報告されているが,多くがいまだ原因不明である.
臨床症状
 細胞外寄生菌に対する易感染性.呼吸器・消化器感染症が多い.
検査成績
 血清IgG,IgA,IgMが低下し,蛋白・多糖抗原に対する抗体産生が低下しているが,B細胞数はほとんどで正常である.
診断
 無ガンマグロブリン血症,伴性リンパ増殖症候群,高IgM症候群,重症複合免疫不全症の原因遺伝子を除外することが重要である.
合併症
 30〜50%で自己免疫疾患がみられ,悪性腫瘍の合併が多い.
治療
 免疫グロブリン補充療法.[峯岸克行]
■文献
Notarangelo LD, Fischer A, et al: Primary immunodeficiencies: 2009 update. J Allergy Clin Immunol, 124: 1161-1178, 2009.
Ochs HD, Smith CIE, et al: Primary Immunodeficiency Diseases, 2nd ed, Oxford University Press, New York, 2007.

出典 内科学 第10版内科学 第10版について 情報

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