コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

悪性腫瘍 あくせいしゅよう malignant tumor

6件 の用語解説(悪性腫瘍の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

悪性腫瘍
あくせいしゅよう
malignant tumor

一般に発育が速く,周囲の組織を破壊し,血液やリンパによって他の場所に転移しやすい腫瘍をいう。上皮系の皮膚,粘膜,腺などから発生するものが癌腫,非上皮系の結合組織,骨,軟骨,リンパ節などに発生するのが肉腫で,両者を合せて一般的にと称し,人口動態統計では悪性新生物ともいう。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉の解説

あくせい‐しゅよう〔‐シユヤウ〕【悪性腫瘍】

腫瘍のうち、細胞が変異して限りなく増殖を続け、周囲の正常な組織を破壊するもの。癌腫肉腫とに分けられる。悪性新生物。癌。

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

百科事典マイペディアの解説

悪性腫瘍【あくせいしゅよう】

身体内の組織細胞が生体の生理的支配と無関係に,自律性をもって発育するものを腫瘍というが,特に周囲の組織を破壊して発育し,発生原因を除去しても増殖を続け,血行やリンパを介して他の臓器に転移し,生命の危険を招くものを悪性腫瘍という。
→関連項目カポジー肉腫骨肉腫細胞診試験切除腫瘍マーカー低血圧転移(医学)バイオプシーブレオマイシンマイトマイシン網膜芽細胞腫吉田肉腫

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. ご提供する『百科事典マイペディア』は2010年5月に編集・制作したものです

栄養・生化学辞典の解説

悪性腫瘍

 悪性新生物,がんともいう.増殖,浸潤,転移などを特色とし,宿主に害を与え,多くの場合死に至らしめる細胞群.

出典|朝倉書店
Copyright (C) 2009 Asakura Publishing Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

大辞林 第三版の解説

あくせいしゅよう【悪性腫瘍】

増殖力が強く、周囲の組織を破壊・浸潤して全身に転移し、生体に致命的な害を与える腫瘍。癌腫がんしゆと肉腫をいう。 → 癌腫肉腫

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

悪性腫瘍
あくせいしゅよう

腫瘍としての性格をもっていても、発生した臓器や個体に著明な影響を与えるものと、そうでないものとに区別することが実際的であり、前者を悪性腫瘍、後者を良性腫瘍と一般によんでいる。この両者の性格には種々の面でかなりの相違が認められている。悪性腫瘍は正常な組織、細胞との類似性が少なく、異型性が強いといわれ、腫瘍細胞は周囲の組織を圧迫して増殖するよりも、組織、細胞の間に浸潤しつつ発育する傾向を示す。また、転移、再発をおこすとともに発育の速度が速い特徴をもっている。さらに、全身に影響を及ぼし、悪液質の状態となる。一方、良性腫瘍は、腫瘍組織が一つの集団として周囲の正常組織を圧迫するように増殖するだけで、悪性腫瘍のような直接的な被害を与えることは少ない。腫瘍は、上皮性組織から発生するものと、上皮でない組織(非上皮性組織)から発生するものとがあるので、悪性腫瘍の場合も、上皮性の癌(がん)(癌腫)と非上皮性の肉腫とに大別される。[渡辺 裕]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典内の悪性腫瘍の言及

【異所性ホルモン産生腫瘍】より

…1962年,副腎皮質機能亢進症状を伴った肺癌の患者の腫瘍組織中に,本来は脳下垂体から分泌されるはずの副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)の分泌が証明されたことから,異所性ホルモン産生腫瘍の概念が確立された。 肺癌の場合が圧倒的に多いが,カルシノイド症候群,甲状腺癌,膵癌,肝臓癌など種々の悪性腫瘍にみられる。作られるホルモンは,ACTHのほか,バソプレシン,カルシトニン,ヒト絨毛(じゆうもう)性ゴナドトロピン(hCG)など多様であり,複数のホルモンを同時に産生している腫瘍もある。…

【癌】より


【癌の種類】
 異常な細胞が過剰に増生してつくる組織の塊を,腫瘍tumorあるいは新生物neoplasmという。腫瘍のうち,浸潤や転移を起こさず,成長にも限界があるものを良性腫瘍,そうでないものを悪性腫瘍という。悪性腫瘍はすなわち癌である。…

【腫瘍】より

…異常な細胞が過剰に増生してできる組織の塊をいう。このうち浸潤や転移を起こさず,成長に限界のあるものを良性腫瘍,そうでないものを悪性腫瘍といい,後者が癌である。腫瘍の種類,発生機構,性状など,詳細については〈〉の項を参照されたい。…

※「悪性腫瘍」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

悪性腫瘍の関連キーワード肺癌増殖死過角化角質増殖角質増殖症血小板由来増殖因子抗腫瘍活性最適増殖温度細胞増殖神経増殖因子

悪性腫瘍の関連情報