切り解く(読み)キリホドク

デジタル大辞泉 「切り解く」の意味・読み・例文・類語

きり‐ほど・く【切り解く/斬り解く】

[動カ五(四)]
結んであるひも・縄などを切ってほどく。「小包のひもを―・く」
互いに切り合っている刀を離す。
「切り結びては―・き」〈浄・用明天王

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「切り解く」の意味・読み・例文・類語

きり‐ほど・く【切解】

  1. 〘 他動詞 カ行四段活用 〙
  2. 結んであるものを切って解き放す。
    1. [初出の実例]「いかにをりかけたりとも、一つきりほどくならば錦繍にはなるまいぞ」(出典:寛永刊本蒙求抄(1529頃)四)
  3. 互いに切り結んでいる刀を引き放す。
    1. [初出の実例]「双方一度にぬき合せ、ヤア物狂ひめ余さじと切むすびては切ほどき」(出典:浄瑠璃・用明天皇職人鑑(1705)職人尽し)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む