切下ろす(読み)キリオロス

デジタル大辞泉 「切下ろす」の意味・読み・例文・類語

きり‐おろ・す【切(り)下ろす/斬(り)下ろす】

[動サ五(四)]上から下へ切る。「ふりかざした刀で、一気に―・す」

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精選版 日本国語大辞典 「切下ろす」の意味・読み・例文・類語

きり‐おろ・す【切下】

  1. 〘 他動詞 サ行五(四) 〙
  2. 切って下に落とす。切り落とす。
    1. [初出の実例]「青楊(あをやぎ)の枝伎里於呂之(キリオロシ)斎種(ゆだね)(ま)きゆゆしき君に恋ひわたるかも」(出典万葉集(8C後)一五・三六〇三)
  3. 上から下へ切る。きりさげる。
  4. (魚、鳥、獣の肉などを)切りさく。おろす。
    1. [初出の実例]「料理人は此時切(キ)り下(オ)ろした鯉の尾を立てて、魚が天に登らんとする形を示す」(出典:東京年中行事(1911)〈若月紫蘭〉一月暦)

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