切盛(読み)きりもり

精選版 日本国語大辞典 「切盛」の意味・読み・例文・類語

きり‐もり【切盛】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 料理で、食物を切ることと盛ること。また、適当に食物を切って盛りわけること。
    1. [初出の実例]「正月元日早朝、供奉屠蘇御膳事、猪宍二盤〈一鮮一焼〉押鮎一盤〈切盛置頭二串〉」(出典西宮記(969頃)一)
  3. 物事を適当に処置すること。ほどよく物事をさばくこと。また、その人。とりはからい。さばき。やりくり。
    1. [初出の実例]「きりもりの相かなって同じやうに、よく、しあわせたるを、剤量適均と云ぞ」(出典:三体詩素隠抄(1622)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞 実例 初出

顔や四肢に特有の紅斑がみられる疾患で,伝染性紅斑の俗称。パルボウイルスの感染によって年長幼児,低学年児童に好発し,乳児や成人には少ない。1〜2週間の潜伏期ののち突然発疹が出る。発疹は両ほおに対称的に生...

リンゴ病の用語解説を読む