精選版 日本国語大辞典 「西宮記」の意味・読み・例文・類語
さいきゅうき【西宮記】
さいぐうき【西宮記】
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平安中期の儀式書。源高明(たかあきら)撰。私撰の儀式書としては現存最古。10巻本・11巻本・15巻本・16巻本などがあったとされ,現存する写本の巻数も一定しない。これは撰者が稿を改めたことと,後人により補訂が加えられたためと考えられる。本文のほかに,勘物(かんもつ)・頭書・傍書・裏書が豊富で,「三代御記」「貞信公記」「九暦」「吏部王記」など多数の史料の逸文を引用。内容は,1~12月の朝廷における恒例の儀式・行事と,臨時の儀式・行事にわかれる。古写本は尊経閣文庫蔵巻子本(重文),宮内庁書陵部蔵壬生本,東山御文庫本などがある。「新訂増補故実叢書」「改定史籍集覧」所収。
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…平安時代になって朝廷の儀式典礼が盛大に行われるようになると,それに関する正確な知識が要求され,有職故実の学が発達し,有職書が編纂される。源高明《西宮記》,藤原公任《北山抄》,大江匡房《江家次第》はその代表的なもので,このなかには文書の作成発布に関する儀礼や慣習なども述べられている。これらは,この時代新たに成立した令外様文書に関する解説書といえる。…
…ことに朝儀,故実に精通し,一世源氏の尊貴さもあって朝廷に重きをなした。恒例,臨時の儀式,政務を記した著《西宮記(さいきゆうき)》は,以後の貴族政治における重要な典拠の一つとされ,現在も王朝政治・文化研究の貴重な史料である。彼は九条流の故実の祖である右大臣藤原師輔に信頼され,師輔は三女を彼の室とし,その女が没すると五女愛宮をその室とした。…
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