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[ジャズ歌謡]
昭和に入ってまもなく,ビクター,コロムビア等外国のレコード会社が日本に進出し,ジャズ等ポピュラー音楽がどんどん輸入され,《君恋し》(時雨音羽作詞,佐々紅華作曲,1928)等ジャズのリズムをもった曲が作られるようになった。外国系リズムやフィーリングをもった伴奏の上に歌謡曲の旋律をのせてゆくスタイルを完成させたのは服部良一で,《別れのブルース》(藤浦洸作詞,1937)では,ブルースのブームをひきおこした。終戦後はアメリカからブギウギ,ロックンロール等新しいリズムが入るたびに,そのリズムを基調とする〈ポップス系歌謡曲〉が作られ,若者たちをとらえる一方,伝統的な演歌が中高年層をとらえるという二極化がはじまる。…
※「別れのブルース」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
機械メーカー。トヨタグループの総本家で,繊維機械のほかトヨタ自動車からの小型商用車の受託生産,エンジンその他の自動車部品,フォークリフトなどの産業用車両の生産も行なう。1926年豊田佐吉が,みずから発...