デジタル大辞泉 「利心」の意味・読み・例文・類語 と‐ごころ【▽利心/▽鋭心】 するどい心。しっかりした心。「朝夕あさよひに音のみし泣けば焼き大刀の―も我あれは思ひかねつも」〈万・四四七九〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「利心」の意味・読み・例文・類語 り‐しん【利心】 〘 名詞 〙 利益を追求する心。利にさとい心。[初出の実例]「君子は庖廚を遠ざくると云へる事あり。〈略〉君子是れを近づけては必ず利心きざして、或は吝惜の心も生じ」(出典:山鹿語類(1665)二一)[その他の文献]〔荀子‐非十二子〕 と‐ごころ【利心・鋭心】 〘 名詞 〙 しっかりした心。[初出の実例]「いで何かここだ甚だ利心(とごころ)の失するまで思ふ恋故にこそ」(出典:万葉集(8C後)一一・二四〇〇) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例