ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「刳抜式石棺」の意味・わかりやすい解説
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…これは古墳時代の中ごろに長持形石棺として始まり,家形石棺に受け継がれた。一石を刳り抜いて棺身を作った刳抜式石棺はエジプト新王朝時代にあり,ツタンカーメン王(前14世紀)のものが著名。ギリシア・ローマやエトルリアでは大理石製の刳抜式石棺(サルコファグスsarcophagus)が盛行した。…
…また,箱式石棺(シスト)のごとく,土壙内に自然の板石を組み合わせただけで,多くの場合,底石もない小構築物も石棺と称されている。一つの石を刳(く)り抜いて棺身としたものを刳抜式石棺,数個の石材を組み合わせて棺身としたものを組合せ式石棺という。1棺には1体の埋葬が基本であるが,同時に,あるいは順次追葬するかたちをとって,複数の遺体が合葬されている例もある。…
※「刳抜式石棺」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
略称 EEZ。沿岸国が水産資源や海底鉱物資源などについて排他的管轄権を行使しうる水域。領海を越えてこれに接続する区域で,領海基線から 200カイリの範囲をいう。沿岸国は,水中ならびに海底と地下の天然資...
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