制誥(読み)せいこう

精選版 日本国語大辞典 「制誥」の意味・読み・例文・類語

せい‐こう‥カウ【制誥】

  1. 〘 名詞 〙 天子のみことのり。詔勅制詔
    1. [初出の実例]「至之父曾。開元間掌制誥」(出典:済北集(1346頃か)一一・詩話)
    2. [その他の文献]〔新唐書‐百官志〕

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世界大百科事典(旧版)内の制誥の言及

【誥】より

…言をもって人に告げるところからこの字が使われ,《尚書》の〈康誥〉〈大誥〉〈酒誥〉等みなそれに属し,おもおもしい言葉で臣民に宣言されている。官吏の任命や封爵の賜与も誥によって行われたので,後世はもっぱらその意味に用いられ,辞令が制誥,誥命,誥とよばれた。誥は立派な綾絹で表装され,大型の朱印を押したものが一般で,清代には満漢両文が併記された。…

※「制誥」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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