前谷内村(読み)まえやちむら

日本歴史地名大系 「前谷内村」の解説

前谷内村
まえやちむら

[現在地名]栄町前谷内

帯織おびおり村の南にあり、南は桜森さくらもり(現見附市)、西は小谷内こやち村。帯織組割元庄屋であった滝沢家の年代記(小村恒太郎氏文書)に寛永八年(一六三一)の開発とあり、元禄郷帳に帯織村枝郷とあり、五九石七斗余。寛永一六年に新発田藩分家の家臣によって六町三反七七歩が検地されている(栄村誌)。正保四年(一六四七)新発田領絵図(新発田市立図書館蔵)では「前谷内村御蔵入」とあり、この時期藩主蔵入地であった。寛文七年(一六六七)村上藩領、宝永元年(一七〇四)幕府領、文化一二年(一八一五)頃陸奥白河藩(のち伊勢桑名藩)預地となった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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