剥ける(読み)むける

精選版 日本国語大辞典 「剥ける」の意味・読み・例文・類語

む・ける【剥】

  1. 〘 自動詞 カ行下一段活用 〙
    [ 文語形 ]む・く 〘 自動詞 カ行下二段活用 〙 物の表面をおおっている皮、殻などが破れたりはがれたりして中身が現われる。
    1. [初出の実例]「さて歯ぐきは、皮のむけたるにやあらむとて」(出典:堤中納言物語(11C中‐13C頃)虫めづる姫君)
    2. 「のがれもやらず引上られて渋皮も、むけよむけよと洗はれて」(出典:虎寛本狂言・蛸(室町末‐近世初))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む