中身(読み)ナカミ

デジタル大辞泉 「中身」の意味・読み・例文・類語

なか‐み【中身/中味】

中に入っているもの。中に入れてあるもの。「バッグの―」
物事内容実質。「―の薄い話」
刀剣の刃の部分刀身
[類語]内容実質正味内訳品目コンテンツ実体内実じつ

ちゅう‐しん【中身】

武士の位・身分禄高などが中位であること。また、その人。
「大身、―、小身によらず、色を好むとてもくるしからざる」〈甲陽軍鑑一二

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精選版 日本国語大辞典 「中身」の意味・読み・例文・類語

なか‐み【中身・中味】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 中に入れてあるもの、含まれているもの。〔五国対照兵語字書(1881)〕
    1. [初出の実例]「箱が半分壊れて中身(ナカミ)は僅に五六本しか無い」(出典:二老人(1908)〈国木田独歩〉上)
  3. 物事の内容。見かけや評判に対して、実質。
    1. [初出の実例]「顔ばかり偉さうでも、中味のない奴ぢゃ」(出典:我等の一団と彼(1912)〈石川啄木〉一)
  4. 刀剣の刃の部分。刀身。なかご。

ちゅう‐しん【中身】

  1. 〘 名詞 〙 武家の社会的身分をさしていう呼び名。位、身分、祿高などが中位であること。また、その人。
    1. [初出の実例]「大身・中身・小身によらず、色を好とてもくるしからざる」(出典:甲陽軍鑑(17C初)品一二)

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デジタル大辞泉プラス 「中身」の解説

中身

豚肉の部位名。沖縄県方言で、大腸小腸、胃などのモツ内臓肉)のこと。中身汁などにして食する。「中味」とも表記する。

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