割を入れる(読み)ワリヲイレル

デジタル大辞泉 「割を入れる」の意味・読み・例文・類語

わり・れる

仲裁者を入れる。
衣服や帯などで、別の布を間に入れて縫い、幅を広げる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「割を入れる」の意味・読み・例文・類語

わり【割】 を 入(い)れる

  1. 仲裁者を入れる。調停者両者の間に入れる。
    1. [初出の実例]「去る母を返せと赤子和理入れて」(出典:俳諧・広原海(1703)一)
  2. 衣服や帯などの布と布との間に他の布を裁ち入れ、幅広く仕立てる。
    1. [初出の実例]「為朝は片袖わりをいれて着る」(出典:雑俳・柳多留‐一〇二(1828))
  3. 手直しする。
    1. [初出の実例]「わるい所はすてっぺんからじうわりと割を入(イレ)て」(出典談義本・無而七癖(1754)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android