加悦市庭(読み)かやいちば

日本歴史地名大系 「加悦市庭」の解説

加悦市庭
かやいちば

建武四年(一三三七)七月二八日付吉川経久軍忠状(吉川家文書)に「今月廿六日、但馬丹波、丹後三箇国凶徒等、寄来加悦庄之間、経久最前馳向於彼庄市庭北縄手」とみえる。

加悦庄の市場がどこをさすかは不明だが、現在字加悦に中市なかいち、字後野うしろの上市かみいちの小字名が残る。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 上市 かや

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android