加熱転写印刷(読み)かねつてんしゃいんさつ(その他表記)hot transfer printing

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「加熱転写印刷」の意味・わかりやすい解説

加熱転写印刷
かねつてんしゃいんさつ
hot transfer printing

直接印刷せずに転写紙に印刷した絵柄を間接的に加熱,加圧して転写する方法。フィルムプラスチック,レザー,皮革,布などに印刷する場合に用いられる。転写紙はインキと剥離しやすい材料,セロハンアルミ箔,シリコン処理紙,ポリエチレン加工紙,グラシンペーパーなどを用い,インキは材料に応じて各種のタイプがある。接着剤を使用するホットスタンプ方式のものと,布地対象の場合は,インキ自体を昇華タイプにしたものもある。印刷はグラビア方式が多いが,平版インキ凸版インキもあり,シルクスクリーン方式のものには,ワックスタイプのインキもある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む