加生沢遺跡(読み)かせいざわいせき

日本歴史地名大系 「加生沢遺跡」の解説

加生沢遺跡
かせいざわいせき

[現在地名]新城市川路 萩平 加生沢

豊川右岸、上位段丘の緩やかな段丘崖斜面中腹から下方にかけて位置する。表土層に続いて、比較的安定した斜面上に二〇―四〇センチ厚の赤褐色土、さらに下層の褐色細礫・シルト層に続く。文化層は赤褐色土直下にあり、地質学的調査では本層の母材の供給が上部にあったとしても、赤褐色土としての土壌形成はこの段丘斜面上で進行したものと推定され、その生成は第三間氷期と考えられている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android