加算回路(読み)かさんかいろ

百科事典マイペディア 「加算回路」の意味・わかりやすい解説

加算回路【かさんかいろ】

加算器とも。コンピューターにおいて二つの二進数を加算する回路,または二進法による加算機構の1けた分を受けもつ単位回路。後者は3個の入力端子(A,B,C′)と2個の出力端子(C,S)をもち,AとBとにはそれぞれ演算数の1けた(0か1)が入り,C′には下位からのけた上げ信号(0か1)が入る。Sには和のそのけた(0か1)が,Cには上位へのけた上げ(0か1)が信号として送り出される。
→関連項目半加算器

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

世界大百科事典(旧版)内の加算回路の言及

【演算回路】より

…演算増幅器の動作範囲内では二つの入力端子間の電位は等しくなるので,図1では演算増幅器Aの-入力端子は+端子の0(V)に等しくなるため,i1i2の和にi3は等しくなって流出する。それにより出力e3R1R2R3なら-(e1e2)となり和が得られ(極性が反転するので反転回路をあとに入れる)加算回路となる。図2ではR1R2R3R4なら+端子はe2/2となり,-端子がこれに等しくなるためe1e2/2=e2/2-e3からe3e2e1となり減算回路が得られる。…

※「加算回路」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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