加算器(読み)カサンキ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「加算器」の意味・わかりやすい解説

加算器
かさんき
adder

数値の加算をデジタル信号を使って行う演算装置減算を行う装置減算器 subtracter,加算器としても減算器としても働くものを加減算器 adder-subtracterという。二進法,十進法など数の表現の仕方によって構造が異なる。基本的には二進法加算 (減算) であって,2つの数値のある桁の1ビットと下からの桁上げの3入力に対して,1ビットの加算結果とその桁から次の桁への桁上げの有無の2出力を出す組合せ論理回路が中心となる。十進法の加算器では,桁数が多くなると論理回路は複雑になる。加算 (減算) をすべての桁について同時に行う方式を並列型といい,下の桁から1桁ずつ順次行うものを直列型という。後者は装置は簡単であるが,時間がかかるので,最近のコンピュータではほとんどすべて並列型が使われている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

顔や四肢に特有の紅斑がみられる疾患で,伝染性紅斑の俗称。パルボウイルスの感染によって年長幼児,低学年児童に好発し,乳児や成人には少ない。1〜2週間の潜伏期ののち突然発疹が出る。発疹は両ほおに対称的に生...

リンゴ病の用語解説を読む