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加速償却 かそくしょうきゃくaccelerated depreciation

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

加速償却
かそくしょうきゃく
accelerated depreciation

加速減価償却ともいう。耐用期間の初期に大きな割合の償却をする減価償却の方法。欧米諸国で行われているもので,特にアメリカでは第2次世界大戦後に軍需生産促進のため,国防上必要な設備に対し税法上加速償却が認められた。これは原価主義の枠内で物価上昇による固定資産の償却不足をカバーし,投下資金の早期回収をはかるために早期に高率の償却をするものである。日本では租税特別措置法により,公害防止機械設備のような特殊な設備や船舶などに認められている特別償却 (租税特別措置法 11) がその一種とみられている。この特別償却には初年度に取得原価の3分の1とか4分の1を償却してしまう初年度特別償却,各期にわたって償却限度額の一定割合を割増しする割増償却とがある。

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大辞林 第三版の解説

かそくしょうきゃく【加速償却】

企業が機械設備の償却期間を短縮し、通常の場合よりも多額の減価償却引当費を計上すること。積み立てられた減価償却累計額で設備改善などに充当することができる。

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世界大百科事典内の加速償却の言及

【減価償却】より

…有形固定資産では後者が,無形固定資産では前者が適用される。
[時価償却と加速償却]
 以上のような推定(予測)計算により費用計算を主目的とする減価償却は,アメリカでは1913年の法人所得税法ではじめて法的にその妥当性が認められ,20年代に一般化したといわれる。また日本では,20年の法人所得税法で,減価償却費の損金算入がはじめて認められ,昭和に入り商法上も1938年の改正でその計上が規定され普及することとなった。…

※「加速償却」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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