事典 日本の地域ブランド・名産品 「加須手がき鯉のぼり」の解説
加須手がき鯉のぼり[人形・玩具]
かぞてがきこいのぼり
加須市で製作されている。明治時代初期、雨傘・堤灯の職人が副業としてオーダーメイドで始めたと伝えられる。手描き文様が複雑で細かく、気品ある鯉のぼりとして知られる。高級顔料だけを使い、一筆一筆木綿に描いていく。描いては乾かす工程を繰り返すのが特徴。およそ2ヶ月の日数をかけて完成した鯉のぼりは、雨や日光の苛酷な自然条件にも強く、五月の空を彩る。埼玉県伝統的手工芸品。
出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報