労労じ(読み)ロウロウジ

デジタル大辞泉 「労労じ」の意味・読み・例文・類語

ろうろう・じ〔ラウラウじ〕【労労じ】

[形シク]《「ろうろうし」とも》
物慣れている。物事に巧みである。
何事にも―・じくおはせし御心ばへなりしかば」〈・幻〉
才たけて情感が豊かである。
「心の―・しきこと世に聞こえ高くて」〈宇津保・俊蔭〉
上品で美しい
「かたち清らに―・しく、年わかきを見給ひて」〈宇津保・忠こそ〉

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